(社)日本オリエンテーリング協会認定 平成18年度大阪府・兵庫県合同

オリエンテーリング インストラクター 養成講習会
(兼 指導者研修会)

2007年2月3日〜4日
場所 : アピオ大阪&大阪城公園

2日間に渡り、大阪城を実習場所として講習会が行われました。

養成講習会は、インストラクター養成と言うためだけではなく、競技者としてレベルアップするためにも有効な内容が多く含まれています。また、他の参加者と論議する中で、これからの競技に役立つことも考えさせられます。今回受講できなかった人も、次回は是非受講してみましょう。


講師:愛場庸雅

1日目
時程 講義内容 写真
午後
No1
OLの特性

オリエンテーリングの歴史や、概要。

野外スポーツにおける位置づけ。
地形図とOmapの比較。
ポイントやスコアなどの実施方法や
ロング,ミドルや個人,リレーなどの形式。
初心者指導で留意すべきこと

参加者で論議した後に、
その内容をまとめてみました。

用具や服装について。
パンチ方式について。
各種コンパスについて。
午後
No2
ナヴィゲーションにおける地図読み

現在地の把握とルート維持について。
ハンドレールや整置を使ったルート維持。
プランニング。
初心者に教えるべき地図についての知識

ISOMやSSOMについての知識。
等高線を使っての尾根の把握。
傾斜の変化の把握。
初心者に教えるべき技術

地図の色や記号、整置
ハンドレールに沿った移動
ハンドレールに沿った移動を複数続ける
ハンドレールそばの特徴物を読みとる
      ↓
  ここまでを初心者に教える。
レースアナリシス・ミスの分析

参加者の過去の参加した大会の地図を
見ながら、ルートの確認と、失敗した
原因を討議しています。
与えられたコースの技術解説

実際に使われた初心者コースを使って、
初心者にルート説明をするポイントを考える。
コース踏破時の地図と
コンパスの使い方の教え方と
指導のポイント
2日目
午前 準備運動

本日は、大阪城公園内での実習です。
まずは、準備運動。
ストレッチの方法などを、西田氏を講師に
実施します。
運動強度と心拍数

心拍数をもとにして、運動強度について
考えました。
主観的数値としてのボルグスケールの利用。
基本的なストレッチングと
準備運動の基礎的な考え

ハートレイトモニターを利用して
心拍数を一定にしたトレーニング方法。

前に足を出すのではなく、
足の裏全体を使った走り。
倒れる位置からの足だし。
走力のトレーニング法

1周450mのコースを使って、
心拍数を計って実際に運動強度を
測ってみました。
2人一組での実習

初心者用のポイントOコースを組んで、
互いに講評してみる。
クールダウン
午後 オリエンテーリングにおける
トレーニング
初心者の違いによる指導の留意点

小学生、中高校生、一般成人
アウトドア活動者に場合分けして、
何に留意して指導するかを
討論しました。
安全管理

オリエンテーリングにおける危険性や
その回避方法、テーピングの方法
などを討議&実地してみました。
講演会:「海外のオリエンテーリングの魅力」
加納尚子選手の講演
加納尚子さん
愛称 かのやん。
1988年京都女子大学入学、
現在三重県職員。
2005年度全日本選手権大会WE4位。
今回、9年ぶりに世界選手権日本代表に
選ばれる。(ミドル出場)
オリエンテーリングの実力もさることながら、
探究心も強く、非常に博識であり、
また気さくな性格で、
独自の「かのやん」という
キャラクターを形成し、
世代を越えて愛されている。
(壮行会の案内より)
スライドや持ってきた世界の地図で
そのときの雰囲気を語ってくれました。

まずは、自分の生い立ちや
世界にかける気持ちなど。
左は、MTB−O専用の地図です。

OCAD講習会
同じ日程で、同建物内でOCADの講習会も開催されました。