全日本リレーに向けて!!
大阪府練習会「みのお」
平成22年10月24日(日)

要項 ・ 練習会の記録

練習会で使用した地図です。クリックをすると拡大図が表示されます。
報告

報告者:大阪府チーム監督 奥村理也

 10月24日(日)箕面市「みのお」にて大阪府練習会を開催した。天候、曇。撤収
時より小雨が降り出し、解散時には本降りになった。

【練習会報告】

●参加者
17人。XV相当ベテラン4人(女1、男3)、学生新人6人(男6)、女子学生旧人1人など

●概要
練習会概要は要項のとおり。

参加者17人+運営者(設置撤収者)1人を4グループに分けた。4人グループ2つ、5人
グループ2つ。グループ内でのディスカッションを各グループに委ねる形式で行っ
た。サーキットはフィニッシュするたびにMTR4でラップタイムを打ち出し、その
場で配布。ディスカッションに生かしてもらう。[]はグループ構成。
[辻村修、坂本美江子、癈c士郎、幸原朋広]
[辻村歩、高椋章太、坂口祐生、田嶋允貴、村上巧]
[坂本佳也、堀裕多、後藤陽一、四辻明洋]
[福井直樹、津高剛、青柳紀子、笠井泰自、八神遥介]

サーキットC2コースは所要10分台〜47分台、C1コースは完走者で9分台〜37分台だ
が、C1においては後の進行を考え、時間がかかりすぎると難だとのことで途中で
打ち切る参加者がいた。
C1:0.92km、up70m、5ctrls
C2:1.08km、up100m、6ctrls

ライン-Oは下山しながら行うため、ライン-Oに参加しない撤収要員を2人要し、う
ち参加者から1人の協力を得た。ライン-Oのコースは2パターンに分けた。1.61km
および1.7kmのコースで、2つのコースは途中で合流し、その後は共通となる。

ライン-O参加者が逐次戻り次第、大まかなコントロール位置の答え合わせ。全員
会場に戻った後、座学としてホワイトボードも使いながらサーキットコースの復
習。適当なレグを選んで話題に挙げ、意見を募ったり話題を展開させたりした。

●結果発表
ラップタイム、全コントロール図は大阪府OL協会のページにアップ済み

ラップ

全コントロール図

●その場の問題点
・会場のらいとぴあ21からテレイン内集合場所まで、特に会場出発直後の道が分
かりにくく、迷う参加者がいた。フォローが足りなかった
・グループ割り振りの際、撤収者2人のうち1人を4人班に入れてしまったため、ラ
イン-Oの際にグループ間の人数バランスが崩れた。撤収者は2人とも5人班に割り
振るべきだった
・その場で練習に加わることになった八神氏の1周目はe-cardなしだった。フィニ
ッシュ時に気付き、2周目は予備のもの(奥村所有)を使ってもらった
・サーキットにおいて時間内完走を諦める参加者がいたのは、グループごとに進
行管理することの弊害かもしれない
・ライン-Oは、4グループともサーキット終了のタイミングが重なったため、ほと
んど団子になっての出発になってしまった
・各グループのライン-O出発後、その撤収までに人員を1人待たせなければならな
かった
・座学ではある程度触れておきたい話題を用意していたにもかかわらず、前もっ
て詰めておくことができずに散発的になってしまった
・ホワイトボードに描くのに絵心がなく難儀だった

【運営関係】

●人員
運営従事:2人。八神遥介さんと奥村
(別途、会場手続き、資材調達/運搬、地図印刷、成績処理等で数人の協力を得た)
参加者より受付嬢、撤収要員各1人。青柳紀子さんと後藤陽一さん。後片付け要員
2人。青柳さんと辻村歩さん。

地図印刷は前日に行うという話が出たが、最終的にはそれより前に行うこととな
った。地図印刷従事者1人(事前のみ)。阪本博さん。

会場の開場時刻、資材の置き場所の関係から当日設置できる個数は限られ、一部
(約半数)を前日に設置した。また地図印刷原稿確定のため、現地下見を兼ねたテ
ープ巻きで事前に現地を訪れた。各1人。当日朝設置1人、受付嬢1人。撤収は資材
量の多さから2人要し、サーキット終了時点で用済みの物とライン-Oまで使う物と
2回に分けて撤収。

参加者解散後、既に本降りだったが、後片付けは屋根下の作業で済んだ。4人。ア
ングルは要布拭き。資材運搬のため辻村さんの車に協力してもらった。

●使用資材(大阪府協会、および加盟各クラブ等より調達)
・emit関連
スタートユニット:1個
コントロールユニット:72〜90の17個
貸し出し用e-card:16枚
MTR4:1組

・その他
アングル:18本(コントロールユニット分+スタートユニット分)
設置用ゴムハンマー:2個
フラグ:ユニット個数にスタート、ライン-O用含めて20個
「競技中」札:18枚(サーキットのスタート、フィニッシュを除くフラグに使用)

物によってはこれらの個数に加え、予備を用意した。

●消耗品、小物
地図:人数分+設置撤収用
チャックつき地図ビニール:要項では各自持参としたが、十分数を購入・用意した
ビニールテープ:アングルとユニットの固定、「競技中」札の固定用
テープ巻き用品:すずらんテープ、ビニールテープ、油性マジック
折りたたみ椅子:ザック附属のもの含めて3脚
筆記用具:必要に応じて
タオル、ぼろきれ:4枚

地図はサーキット各30枚、ライン-O各15枚、全コ図5枚印刷した。

【反省点など】

●対象(ターゲット)、練習内容
ターゲットは大阪府競技登録者の幅広い層とし、グループ内相互にコミュニケー
ションを取らせることにより、どの層に対しても一定の効果を見込んだ。時期と
しては季節は良いものの、大会準備に追われる人が多く、事前にニーズが掴めな
かった。実際には参加した層には偏りが見られた。

ターゲットを設定して練習内容を考える必要がある。リレー本戦が近付いてくれ
ば、同時スタートで競り合えるような、リレーを模したものが望まれるかもしれ
ない(合宿メニューには織り込む)。

●広報、会計(参加費設定)
練習会を行う時期と内容と対象相手によって広報の仕方や時期、参加費の設定も
すべて異なってくると思われる。今回は大阪府競技登録者の参加費を優遇し、ま
た関西で共通理念化した学生への活動支援として、学生は更に優遇した。

大阪府協会の行事として行う場合はMTR以外の資材費は無料となり、e-cardタグの
レンタル費は収入として数えられる。MTR使用料は前もって予算案に組み込むべき
で、次回は貸し出し元に正規の金額を支払えるようにしたい(今回は大阪OLCさん
のご好意で半額にしてもらった)。会場使用費、地図ビニや地図印刷等消耗品費も
計上する。資材受け渡しを計画的に行えば、送料の削減につながる。

予算上の目標は前もって決め、赤字を見込むようであれば、府協会に予算を申請
しておきたい。

●現場の工夫
・簡易救急セットなど、応急処置のできる態勢を用意しておく
・テレインではMTRや配布用の地図などを置いておくのに椅子があると便利
・点状で確定できるものにコントロールを置くと現地確定に手間がかからない
(逆に沢のコントロールなど、高さの吟味を強いるものは時間がかかる)
・アンケートよりも効果的な、参加者の声を集める工夫はないだろうか